やっとつながったので追記してみる。 このレースは牝馬が活躍することが多い。出走数は決して多くないがその割にはよく走る。最近であれば、フーラブライトは3着・2着と2年連続で好走しているし、馬券対象にはならなかったが2年連続掲示板だったコウエイオトメの好走も記憶に新しい。24年前のこのレースも牝馬が活躍した。エリモパサーの作るスローペースをいつもどおりの好位で追走。4角ではエリモパサーに代わって先頭に立ったオースミロッチをタケノベルベットと並んで交わすと、そのタケノベルベットを競り落とし、鋭い末脚で猛追するナイスネイチャをクビ差だけ退けて重賞4勝目を飾った。この馬の名はエルカーサリバー。金杯からの連勝だった。当時はスポニチ(京都)金杯と日経新春杯の間隔が空いていたので連戦する馬も結構いたが、このレースがエルカーサリバーにとって現役最後の勝利となった。今年も牝馬が好走するのか? まず、前日発売中止の原因となった降雪予報について。 JRAは降雪の予報が出ているので前日発売を中止するとした。しかし、気象協会の発表では降雪は雪かみぞれで土曜日夜半。深夜から日の出前には晴れ。午前0時時点の京都市の天気は曇りで日中は晴れの予報。降水量が記録されたかどうかわからないが多少降ったにしても精々稍重程度でたぶんレースは良馬場。馬場は悪くならない前提で考えるとする。 本命はBモンドインテロ。展開はAロードヴァンドールのスローの単騎逃げが濃厚。従来、このレースは圧倒的にインが有利で8番枠より外は過去7年間勝てず、牝馬のメイショウベルーガとテイエムプリキュアが勝った年を除くと二桁馬番での勝利は2000年のマーベラスタイマーまで遡る。ただ、土曜日のレースを見ると決して例年どおりイン有利、先行馬有利とは言い切れない。前走4着とはいえ、勝ったサトノクロニクルとは0.1秒差。調子落ちはない。さらに外差しが決まる馬場となれば、この馬に有利に働く。確かにスローペースで脚を余す心配がなくはないが、騎乗停止明けのルメールの腕に期待。中心はこの馬。 相手には@サンタフェチーフ。愛知杯をデムーロで勝つ予定だったが、除外対象となり早めにこのレースに狙いを変更。勝ち負けできると踏んで鞍上にも四位を確保。四位も減量して52kgで騎乗するらしい。血統からも欧州系の実力馬がずらり。さらにドイツ系のステイヤーの血も生きている晩成型ステイヤーの配合。本格化したとなれば2400mで狙わないわけにはいかない。インの馬場悪化の荒れ具合が気になるがコースロスなく走れれば差のないレースができるはず。 3番手はFパフォーマプロミス。Aロードヴァンドールのスロー逃げを前提にすると内側に前に行く馬と後ろから行く馬で割れ、インの番手に潜り込んで一番流れが向きそうなのがこの馬。条件戦を勝ち上がったばかりの馬に重い印はどうかと思うが、展開、鞍上デムーロ、斤量54kgを考えるとあっても不思議はない。 押さえにGミッキーロケット。ハンデ戦とはいえ近年のこのレースは重ハンデの実力馬が上位を占めることが多い。実績から考えれば前年の覇者でサトノダイヤモンドとも僅差の勝負をし、G1でも好走歴のあるこの馬。ただ、前走2.5kg斤量が多かったとはいえメートルダールには完敗。上り時計も見るべきものはなかった。さらに中間外傷を負うアクシデントが報じられており、押さえまで。 穴でAロードヴァンドールの逃げ残り。スローの単騎逃げが濃厚で自分のペースで進める。競りかける馬も見当たらず、順番が決まれば3角までは落ち着いたペースになりそう。場合によっては春天のイングランディーレのような大逃げをうって3角でバテた振りをするかも。インが傷んできているので逃げが有利とはいえない馬場で頼りは典ちゃんか。いずれにしてもこのレースのカギを握っているのはこの馬。 悩むのはIソールインパクト。前走ゴール前よれよれで歩いてゴールしたけどなんとか2着を確保。勝てるとは言わないが2着・3着を拾いに行くと怖いというかイヤな馬。前走1着スワーヴリチャード(有馬4着)、3着ゼダブリランテス(中山金杯1着)、4着アルバート(ステイヤーズS1着)の次走の結果を見ると決してフロックと言い捨てることはできない。とはいえ二桁馬番が不振でもあり積極的に買うのはなかなか勇気がいる。3連単・3連複のヒモまでか。 またまた今週も難しい。 Good Luck! |
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「第65回日経新春杯」回顧
「第65回日経新春杯(追記)」について 結果 1着Fパフォーマプロミス M.デムーロ 2:26.3 2着Aロードヴァンドール 3着Hガンコ 4着Gミッキーロケット 5着@サンタフェチーフ ...続きを見る |
ターフの風〜これが史上に残る三冠の脚〜 2018/01/14 20:57 |
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