「第57回新潟記念」回顧

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なんと12番人気マイネルファンロン、6歳で重賞初制覇!
新潟競馬場 芝2000m 良馬場
結果
1着⑯マイネルファンロン M.デムーロ 1:58.4
2着⑰トーセンスーリヤ
3着⑬クラヴェル
4着⑫ヤシャマル
5着⑪ラインベック

土曜日に雨の稍重馬場で使われた芝は内側が荒れて3分どころまではほぼ全滅。5分どころから外しか伸びない馬場になった。日曜日には良馬場に回復して朝のクッション値は9.2。外を回ればそこそこ時計は出ていた。好スタートを決めたのは大外⑰トーセンスーリヤだが、これを制して内からハナを切ったのは③ショウナンバルディ。2番手には外めから⑪ラインベック。内には入らずまっすぐに進む。2頭の間から3番手に⑦マイネルサーパス。その後ろに⑧ギベオン、内からは④レッドサイオン。その後ろから⑤リアアメリアがうまく外に持ち出して前を窺う。直後に⑨アドマイヤポラリス。その後ろは3頭並んで内に①サトノアーサー、その外に②ザダル、一番外に⑥パルティアーモ。好スタートを切った⑰トーセンスーリヤは中団の底で、並ぶように⑫ヤシャマル。3馬身離れた後方は⑬クラヴェル、さらに1馬身間隔で⑭エフェクトオン、⑩ラーゴム続いて、後方2番手にスタートで後手を踏んだ⑯マイネルファンロン、最後方に⑮プレシャスブルーという形。テンの3Fは35.3秒とやや落ち着いたペース。1000m通過は60.0秒。やはり流れは速くない。

バックストレッチでは少し離した逃げになったショウナンバルディも3角では一旦ペースダウンして後続を引き付けて最内を回る。2番手ラインベックは終始3頭分くらい外。トーセンスーリヤ、ヤシャマルとクラヴェル以下の間には依然として3・4馬身の間隔で、中団までが一塊。後続も一塊となって長い直線へ。内の2分どころへ持ち出したショウナンバルディに対して差し・追い込み勢は9分どころまで横に広がる。残り400mはほぼ横一線。踏ん張るショウナンバルディを馬場の5分どころからラインベックがかわしにかかる。その外からサトノアーサーとリアアメリア。さらに大外からトーセンスーリヤ。残り200mを切って外から抜け出して先頭はトーセンスーリヤ。その内からクラヴェル、外からはマイネルファンロン、さらに6分どころからヤシャマル。最後は千直のゴール前のようになって外ラチ沿い一杯を通ったマイネルファンロンが体半分差し切ってのゴール板となった。

勝ったマイネルファンロンはデムーロの出遅れが怪我の功名。後方2番手から大外に持ち出して外ラチ沿いを伸びた。先行勢が馬場の悪い内を通って追い込み勢が外を回ったが、外差しが利く馬場で大外を回しても間に合った。お世辞にもデムーロの好騎乗とは言えないが、ラッキーだった。デムーロがマイネルの主戦ジョッキーの座を奪いつつある。

2着はトーセンスーリヤ。好スタートから控える競馬。大外枠で馬場のいい外目を自然と通ることになったが、トップハンデで正攻法の勝負に出ての結果だけにやむを得ないだろう。いつもより後ろからのレースをして、前半60.0-後半58.4のレースラップを考えればこの馬としては良く走っているし、和生くんの判断も間違っていなかったはず。勝負には負けてもサマー2000チャンピオンの4000万円の賞金をゲットできたのでよかっただろう。配合的にもしっかりしているので6歳だがまだやれるはず。ローカルのG3で終わる馬ではない。

3着にはクラヴェルが入った。後方待機から外を回すいつもの競馬。52kgということもあり末脚はしっかりしてたが、また少し足りなかった。軽量馬不利、牝馬不利を覆した。それでも軽量とばかり思っていた牝馬も馬体重460kgまで成長した。あとは斤量が増えてもこの脚が使えるか。典ちゃんがどこにでも斤量が軽くても乗りに行くのだから期待も大きいのだろう。

惜しかったのはヤシャマル。上位に入った馬がすべてこの馬より外を通っていることを考えるとファンロンと0.1秒、2・3着とタイム差なしは立派。予想でも書いたとおり、前走の敗戦だけで重賞では通用しないというのは早計。ただ切れ負けするのは脚質なので、やはりパンパンの良馬場よりは少し時計のかかる馬場の方がいいかもしれない。この馬の配合もしっかりしているのでまだ伸びると思う。

ラインベックは上位入線馬よりも内めを通った分だけ詰めが甘くなった。1番人気のザダルも常に内を通って最後まで内めだったのでやむを得ない結果。

終わってみれば、先行馬、内を通った馬、内枠の馬が全滅したレースでサトノアーサー以外上位8頭はすべて6枠から外の馬が占めた。3年前にブラストワンピースが1枠から大外をぶん回して差し切って勝った時のような圧倒的に外差し有利のレースになった。やはり新潟記念は過去の傾向より当日の馬場の把握が勝負を分ける。

馬券はラインベックとトーセンスーリヤのダブル本命のようになった。差しも届くと見てクラヴェルは拾ったが、マイネルファンロンには手が回らなかった。馬連・3連複はボツ。それでも何を思ったか、トーセン・ラインベック・ヤシャマルのワイドBOXを持っていて、ひょっとしてヤシャマルが間に合ったかもと画面では見えたが惜しかった。デムーロが普通に出てくれれば2~5着の馬で馬券になったかもしれなかっただけにちょっと悔しい。いや、当日に馬場と展開をアジャストしただけにかなり悔しい!

最後に2歳戦について。
札幌2歳のジオクリフは早熟のマイラーだと思う。クラシックよりマイルだろう。小倉2歳のナムラクレアは新馬で負けて、オープン、重賞を連勝。差し切り勝ちしているが新潟のマイルで差し負けているようにあまり切れはないと思われる配合なので、スピードでどこまでやれるか。

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