第38回エプソムカップ
英国エプソムでは、ディープの仔スノーフォールがオークスを大差で圧勝して話題になっている。こちらのエプソムカップ創設はそのエプソム競馬場との提携記念だったと思う。4歳馬か遅れてきた5歳馬の上位人気馬が勝つレースだったが、昨年は6歳馬9番人気のダイワキャグニーの勝利。ただ、近3年を馬場が渋った影響と考えれば、それ以前の良馬場では1番人気が3年連続連対している。過去10年のデータからは、前走連対しているか、6着以下に負けた馬に好走馬が集中しており、勝ち馬10頭中5頭は前走掲示板を外している。また複勝圏30頭中13頭は前走6着以下。馬齢的には4歳馬優勢。勝ち馬の7頭は4歳馬だった。レベルが低いと言われ続けている4歳馬に勝機はあるか。
<<混戦>>
◎⑧アルジャンナ
◯⑯シュリ
▲⑭ザダル
△⑦ファルコニア
△⑰アドマイヤビルゴ
△⑬サトノフラッグ
馬場状態:良馬場(東京は引き続きCコース。週中もほとんど雨が降らずパンパンの良馬場。土曜日の朝時点のクッション値は9.7。たぶんカラカラに乾きすぎてかなり散水されているのだろう。前2週を見る限り外差しが届くような馬場状態で、この傾向は土曜日も変わっていない。内が極端に悪いわけではないが外差しの方がやや有利。混戦が予想されるので、馬場が重要なファクターになる。当日まで要チェック。)
東京:3回東京開催8日間前2週Cコース(前開催から3週目)
中京:4回中京開催4日間全2週Bコース(前開催から3週目)
札幌:1回札幌開催6日間全3週Aコース(1週目)
展開:逃げるのは⑱アトミックフォースか。内側には前走逃げた⑯シュリも、⑫ミラアイトーンもいるが逃げなくてもレースができるので無理はしないだろう。あとは⑦ファルコニアの出方だが、こちらも前走も逃げていないし、2走前はスローですんなり行っただけ。ただ、先行馬はそれ以外にも内枠でマイラプソディやセダブリランテスもおり、比較的流れそうに見える。東京1800mは流れが落ち着きやすいが、馬場状態を含めて差し馬に有利になりそう。
本命は⑧アルジャンナ。人気で後ろからのレースをして、脚を余す危険性は大きい。前走G2マイラーズCで2着とはいえ、勝ったケイデンスコールの先週の安田記念の結果を見れば例年になく低レベルのマイラーズCであったのは明らか。さらに人気になってもこの馬は1勝馬である。唯一のよりどころは時計勝負になっても対応できること。このレースに相性の良い4歳馬で、鞍上ルメールならペース判断は間違えないと見て中心視する。ただ、他も弱すぎてこのメンバーなら何とかと思うだけで信頼性はかなり低い。
相手には⑯シュリ。適度の間隔を取ってレースを選択し、京都金杯こそ5着に敗れたが準オープンから4戦3勝。負かしてきた相手が弱いと言えば言えなくもないが、今回のメンバーならさして変わらない。外枠も今の馬場状態ならマイナスにはならないはずなので好勝負できるとみる。
3番手は⑮ザダル。人気にはならないと思ったが上位人気とは少し驚き。前走の毎日王冠でも明らかなように脚の使いどころが難しい馬で、好位の5頭で決着した中で差し負けている。ダノンキングリーの好走を見た翌週なので、長期休み明けでも軽視はできないと皆が思うと印以上に人気になる。勝ち切るようなイメージにはならないが連下までなら。
押さえに⑦ファルコニア。前走も前々走も前に有利な流れで、好位か逃げから流れ込んだだけ。これは評価が難しい。前が残るような展開になれば有力だが、差し競馬になるとどこまで粘れるか。
穴で⑰アドマイヤビルゴ。前走は重馬場とはっきりとした敗因。だが、前々走の日経新春杯は勝ち馬と同じ位置にいながら完敗。勝ったショウリュウイクゾにはその2走前に勝っており、良馬場ならば見直す手。ただ、前走G1を使って馬券に絡んだのは過去10年でルージュバックだけ。
最後に⑬サトノフラッグ。全妹と同じだけの切れ味があればここでも勝ち負けなのだが、後方からレースをする割には上りがかかる。人気なら切るのが正解と思うが、これだけ人気がなければ上りがかかるレースになればあり。押さえておいてもいい。
今シーズンでも有数の難解な重賞になりそう。なにが来ても驚かない。
Good Luck!

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